足元で「早く」とせがむ猫の手も借りたい猫の食事の準備(仁尾智)
我が家には12匹の猫がいる。室内に8匹、庭に4匹。捨てられ猫か、みなしごか、縁あって我が家に来た。にぎやかで、けものくさくて、退屈しない。 毎日午後5時に訪れる猫の食事の時間は、ひと騒動だ。 まず3時くらいから最年長の三毛猫ミルキーによる催促が始まる。仕事部屋の前で、延々と鳴き続けた挙句、爪でドアをカリカリカリカリ……。ミルキーは、しつこい。カリカリカリカリ、イライライライラ……。結局「ダーッ、うるっさい!」と根負けして、5時前に部屋を出るのが日課。 猫の缶詰を「パッカン」と開けると、そこはお祭りだ。 ミルキーには整腸剤を混ぜて、くうとなつめには缶詰1に対して、ドライフード3の割合で、わらびときりには少し多めに、こみには専用のピンクの皿で、しぐれには少なめに、いちには普通に取り分ける。 足元でそわそわしている5匹にエサをあげたあと、くう、なつめ、いちのエサを持って2階の寝室へ。いちは1階が怖くて降りてこられない。くうとなつめは、あまり食事に興味がない。毎日がデリバリー。 そのあと、外猫用の寝床兼食事場所(通称「サンルーム」)で、外猫の4匹にエサをあげて、終了。 外猫のエサをあげて、室内に戻ってくる。 最初に台所であげた5匹がちょうど食べ終わるタイミングで、満足そうに口の周りを舐めている。 その様子をしばらく眺めて、仕事に戻る。 そんな毎日だ。 ※……と、こういう感じの記事を、毎週日曜日に更新しようと思います。45音なので、全45回。最終的には本当のカルタを作れれば、いいな。
by satoshi_ise
| 2010-04-04 12:06
| ネコタンカルタ
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