「笑い」を振り返る
 今、改めてコメントをいただいた短歌と未コメント短歌を読み返してみると、なんというか……根がないように見える短歌は、ダメな気がする。
 嘘でもいいのだけれども、嘘の中に「根」というか、意固地なものがないと薄っぺらな短歌になってしまう……。
 これだけいっぱい投稿しているくせに、改作できそうな短歌がなさそうなのがかなしい。



===5月「わらい」===

<コメントをいただいた短歌>
スピンする車の中で微笑んだ君をみた夜から会ってない
笑っても泣いてもきょうで最後ならいずれにしてもあすは最初だ
過去のどの笑顔が今に合うのかを考えて ただ再生している

<未コメント短歌>
■笑わずに「笑わせないで」という君を笑わせたのはいつだったっけ
■笑わせたいのに笑われる芸人が笑って言った 俺を笑うな
■本当に見たんだあれは幸せのトンボだ 舌を出して笑ってた
■世界一ブサイクな子の笑顔よりブサイクなこの愛想笑いめ
■じっと手を見るよりはまだ笑う方が暮らしは楽になる気がします
■笑うかどに頭をぶつけ死んじゃった君に来た福は預かってる
■努力しかないのだ最後に笑うには 笑いじょうごになる努力しか
■きたるべき笑えなくなる日のために きょうの笑顔は庭に埋めよう
■笑えてたころの笑顔を埋めたのは確かこの木の脇だったはず
■「1秒の笑顔=2ガロンの涙」がきょうの世界のレート
■笑うって泣くより地味だし怒るより手間がかかるし割に合わない
■うれしいのか悲しいのかをたずねたい 雨に打たれて微笑む人に
■「かかかかか」と笑うあいつの声がまた「ざまあみろ」って聞こえて困る
■笑い合うぼくらはつまり怒鳴ったり泣いたりするのがおっくうなのだ
■くだらないことで笑えたのに今は笑えないことで笑える痛み
■「伊勢くんも大人になればわかるよ」と笑う大人になんかならない

[PR]
by satoshi_ise | 2004-12-27 13:51 | 短歌 | Comments(0)
<< 笑い(last)改 かなしみ(その2)改 >>