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「結婚」を振り返る
 短歌は難しい。そして、付け句も難しい。結婚も難しい。

  ■堅苦しい挨拶などは抜きにして僕と結婚してくれますか

とか

  ■つかぬことを伺いますけど僕たちが結婚するって本当ですか?

は、いろいろいろいろ考えて、辿り着いたところがすごく普通だった……という例の典型だと思う。



===7月「結婚」===

<コメントをいただいた短歌>
結婚に向いていそうな奴だけど結婚式には向かない顔だ 
どうしても結婚指輪が抜けなくて最後の手段を考えている
……なんでこうなっちゃったんだ? ぼくたちが結婚するって本当ですか?

<未コメント短歌>
■既婚者が「結婚しちゃえよ」と言うときはどういうわけか楽しげである
■結婚し僕らは離婚予備軍のままで静かに死んでいきたい
■継ぎ目のない結婚指輪の裏側で窒息しそうな僕のイニシャル
■会うたびに結婚の意味を議論する ふとんの中で未婚のままで
■「結婚」は約束ごとで「婚約」は約束をする約束ごとで

(付け句)
■弟と、それがダメならせめてこの僕と結婚してくれますか
■堅苦しい挨拶などは抜きにして僕と結婚してくれますか

(付け句)
■「もってあと3ヶ月なの」と信じ込むあのひととなら結婚したい
■僕が先に果てても決して嘆かないあのひととなら結婚したい

(付け句)
■3万も包むと家賃が払えない 結婚するって本当ですか?
■つかぬことを伺いますけど僕たちが結婚するって本当ですか?
■(夢ならば覚めないでくれ) 僕たちが結婚するって本当ですか?
■(夢ならば覚めてください) あたしたち結婚するって本当ですか?
■刺し違える覚悟をしていた僕たちが結婚するって本当ですか?

by satoshi_ise | 2004-12-28 17:29 | 短歌
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