「本」を振り返る
 「本」か……。

  ■装丁にひかれて買った本だからそういう意味での元は取れてる
  ■この本は読むべき箇所が行間のほかに存在しない 名著だ

 この2首は、今読むと「何様?」という感じがします。

  ■この本は紙 紙は森 森は水 水は雨 雨の日は読書を

 この短歌は、今読むと無理をしている感じがします。それに加えて、どこがどうというわけではなく、ちょっと楽をしている気もします。

  ■気づけない自分の変化に気づくため試薬のように読み返す本

 この短歌は、どこがどうというわけではなく、かなりダメな気がします。

  ■どうやって君に音読させようか企みながら読む本がある

 この短歌は、そんなに悪くない気がします。

 どれも投稿するに足ると判断して、投稿しています。自作の善し悪しを判断するのは、難しい。



===11月「本」===

<コメントをいただいた短歌>
君を待つときは2度目の本を読む うわのそらでも平気なように

<未コメント短歌>
■デパートのレモン売り場にこっそりと本を1冊置いてきてみる
■先を知りたいけど終わってほしくない本であったり恋であったり
■「お相手の本棚も見ていないのに結婚なんて許しません」(母)
■「好物は最初に食べる」「ミステリーは後ろから読む」そういう人だ
■この本の著者近影が谷口に似ていなければ買うのだけれど
■どうやって君に音読させようか企みながら読む本がある
■ファスナーがあいてるきみにそれとなく伝えるすべを本で調べる
■ジーンズの尻ポケットがいつからか文庫の形にすり減らなくて
■きみと読むはずだった袋綴じを割く 手首にあてる前のナイフで
■お母さま ボクも袋とじの本をひとりで読めるようになりました
■装丁にひかれて買った本だからそういう意味での元は取れてる
■気づけない自分の変化に気づくため試薬のように読み返す本
■この本は紙 紙は森 森は水 水は雨 雨の日は読書を
■この本は読むべき箇所が行間のほかに存在しない 名著だ

[PR]
by satoshi_ise | 2004-12-29 17:40 | 短歌 | Comments(0)
<< 「夢」を振り返る 恋(Last)改 >>