連作「ネコノイル」へのコメントありがとうございました(仁尾智)
 連作「ネコノイル」に、枡野さんからコメントをいただきました。
 お忙しい中、ありがとうございました。



>拝読しました。

>「猫」というのに縛られすぎている、
>というのを気にしないように心がけて読めば、
>それぞれ工夫があり、
>そうですね、
>俵万智さんが子育てのことを歌った一連のように、
>猫好きの私たちの共感を呼ぶ歌たちが
>揃っていると思います。

 ありがとうございます。
 いくらなんでもすべての短歌に「猫」が入っているのはくどいんじゃないのかな……とは思ったものの、「猫」をあえて外したり、猫以外の短歌を混ぜたりすることはしませんでした。

>つぶはそこそこ揃っているが、
>それが平板に見えてしまうきらいも。

 連作の流れの中での「強弱」というか「うねり」というか、そのあたりをもっと意識しなければ、と感じます。難しい……。自分でも(この連作に限らず、作る短歌全般的に)一本調子であると感じていて、そこを突き抜けたい欲求も強いのですが、なかなか難しいです。かっこつけすぎなのかな……。

>この連作と猫の写真を組み合わせ、
>猫雑誌に載せたら反響は大きいかもしれない。

 別のかたにも同意見をいただきました。またコツコツと猫の短歌を作って、ある程度まとまった数になったら、猫の写真と組み合わせて『ねこのきもち』(ベネッセコーポレーション)に送ってみようと思います。(『ねこのきもち』の愛読者なので)

>私が今回初めて目を通した(というか意識した)歌で、
>ちょっと心がとまったのは、
>「るるるるる」の歌くらいかな。
>あとは以前もコメントした歌。

 半数くらい新作だったのに……。もう少し枡野さんの心をとめられる短歌を増やしたいです。

>胸に猫 足もとに猫 右に妻 枕元に猫 寝苦しい夜

>は「寝苦しい夜」と着地してるのが説明的でマイナス。

 元々は「寝苦しいです」という着地だったのですが、カマトトすぎるので「寝苦しい夜」にしてみました。言われてみると確かに説明的でつまらない着地になっちゃっているので、再考します。

>*

>連作をつくる中で苦しむことが、
>今のあなたに必要な努力かもしれない。
>ほかのテーマでもやってみてください、連作。

 ありがとうございます。また近いうちにほかのテーマで連作を作ってみようと思います。(次は全部新作で作りたい……)
 投稿できそうな連作が完成したら、またトラックバックさせていただきます。
 (その前に「やらないでおく」の改作かな……)

 前回の連作「やらないでおく」のときに「明るい歌をつくってみることがあなたの課題」とコメントいただいたので、今回はテーマを設定する段階から強くそのことを意識しました。
 よくよく読んでみると、一首一首はそんなに明るくないのだけれども、「猫」が持つイメージに助けられてなんとなく幸せ感のある連作になった気がしています。
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by satoshi_ise | 2006-04-10 23:27 | 短歌 | Comments(0)
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