この40年間、スケートをしなければならない場面に遭遇しなかったので、僕はスケートをしたことがない。
これと同じ理屈で、僕は40年間、血液型を調べたことがない。 おそらくはB型かO型らしい。(あくまでも僕が父母と思っている人たちの間に生まれていることが前提) ……という話を、酒の席などでよくする。そんな話をよくしているうちに、ある法則に気がついてしまった。 ※ちなみに僕は血液型によって性格が違うなんて、まったく信じていません。 More
胸に猫 足もとに猫 右に妻 枕元に猫 左には壁 (仁尾智)
連作「ネコノイル」に入っている一首。 この短歌には「左には壁」とあるけれど、正確に言うと仰向けに寝たときの左側の壁沿いには、本棚が置いてある。本棚の高さは、僕の腰くらい。本棚の上には猫用のベッドがいくつか置いてあり、猫の寝床にもなっている。 More
さっき我が家のドアチャイムが鳴った。
妻は買い物に出ていて不在だったので、僕がドアを開けた。 ドアの前には作業着っぽい服を着た50代後半から60代前半くらいの、小太りなおじさんが立っていた。 「……」 おじさんは少し戸惑ったあと、言った。 「……お父さんとお母さんは出かけてますか?」 僕は少し戸惑ったあと、言った。 「……ここの家主は私ですが」 おじさんは大いに戸惑いながら、この家の屋根の傷み具合を説明して、パンフレットを置いて帰った。リフォームの営業らしい。 こういうことは、過去にもあった。 知っている人は知っているけれど、僕は見た目が幼いわけでもなければ、はつらつと若々しいわけでもない。 普通に四十年も生きれば背負ってしまう何かを、うまく背負えていないのだと思う。
2007年9月から広島、大阪へ単身で赴任していたのですが、このたび我が家に戻りました。振り返ってみると、貴重な時間だったな、と思います。
久しぶりのひとり暮らしを「つまらない」と感じたことも、他の人と接することに以前ほどストレスを感じなくなっていたことも、この単身赴任で知った自分でした。四十歳になったって、まるで自分のことなんてわかってないのだ、ということが、よくわかった。 そういうわけで、猫にまみれた生活に1年半ぶりに復帰です。 僕がこの家の一員であることを、猫たちにわかってもらうことが当面の目標。 その後は、あまり閉じてしまわないように、できるだけ人に会って「遊ぶ」ことが、今年の目標。
猫がとぼとぼ出ていってしまう夢で目が覚めた。家を出ているのは、僕のほうなのに。寝汗が気持ち悪い。
「なくてはならないもの」を持たないように心がけてきた。 「なくてはならないもの」とは、つまり失うと痛みが伴うものだ。そんなもの最初から持たなければ痛みを味わうこともない。痛いのは、好きじゃない。 思えば、こういう類の予防線をかなり用心深く張りながら生きてきた。子供のころからずっと。 「あってもいいけどなくてもいいや」とか「いてもいいけど、俺、特にいなくてもいいよな」という場所で生きてきた、つもりだった。 単身赴任をはじめて1年になる。 こんなにも猫の匂いに飢え、こんなにも一人暮らしをつまらないと感じるとは。不覚だ。これが「なくてはならないもの」を手に入れてしまった、ということなのかもしれない。 自覚なく手に入り、失っても痛みすら伴わない。 ただ生きることがつまらなくなる。 「なくてはならないもの」は、恐ろしい。 それを失うのを恐れていることが、もっと恐ろしい。
『ネコまる』(日本出版社)の「猫の短歌」の原稿を書きました。次号で5回目となります。回数は5回ですが、期間で言うと、連載3年目に突入です。発売は11/21(たぶん)。
![]() その他の近況をつらつらと書きます。 ■単身赴任続行中 今は大阪。大阪市中央卸売市場の脇で暮らしています。 ■わらびときり 一度は里親さんに送り出したのですが、もろもろの事情で先日1年ぶりくらいに戻ってきました。 わらびときり ■mixi mixiに登録しています。 仁尾智の短歌や文章に興味のある方で、仁尾とマイミク付き合いしてもよいかたはぜひ。 mixi(mixiの会員さんであれば、仁尾のトップページにとびます。そうでなければ、たぶんmixiのトップページにとびます。日記は「友人まで公開」です。マイミクの申請は、ほとんど断らないけれど、ときどき断ります。)
1階に降りていけない猫といてきょうはバイトをサボる気がする (仁尾智)
連作「ネコノイル」に入っている一首で、これは我が家の「いち」という猫のことを歌っている。臆病で、2階の寝室だけを行動範囲としている猫。だから僕と妻以外の人にとっては、本当にいるのかどうかも定かではない、幻の猫である。 More
文中の「テレビで募った」が少し気になりますが、下記では『ドラえもん短歌』(枡野浩一:小学館)が紹介されていて、その中から僕の短歌が引用されています。
宮崎日日新聞 くろしお(2008年08月08日) 「みんなのドラえもん展」 そんな記事を見つけて、少しうれしい夏休みです。 みなさんいかがお過ごしですか。 < 前のページ次のページ >
|
プロフィールなど
ブログパーツ
最新のコメント
カテゴリ
検索
以前の記事
おすすめキーワード(PR)
ファン
|