2014年3月(03-004)
もういないことは苦じゃない いた頃を思い出さないことができれば(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2014-03-12 15:19 | 短歌 | Comments(0)
2014年3月(03-003)
僕は死ぬ 順序よく死ぬ 猫たちを看取って妻に看取られて死ぬ(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2014-03-12 15:18 | 短歌 | Comments(0)
2014年3月(03-002)
夢だとは気づいているが覚めるべきときではないと気づいてもいる(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2014-03-12 15:17 | 短歌 | Comments(0)
2014年3月(03-001)
手を振ると振り返さずに振り返るきみに振られた冬に降る雨(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2014-03-12 15:16 | 短歌 | Comments(0)
2014年2月(02-001)
二時間で二時間分だけ降りつもる雪の時給を考えている(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2014-03-12 15:16 | 短歌 | Comments(0)
2014年1月(01-002)
お餅にもそろそろ飽きて明けまして以外のおめでとうが聞きたい(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2014-03-12 15:14 | 短歌 | Comments(0)
2014年1月(01-001)
一年の計がある日に猫の吐瀉物を裸足で踏んだ年です(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2014-03-12 15:13 | 短歌 | Comments(0)
2013年12月(12-003)
お前まで拒絶するのか iPhoneが俺の指紋を認識しない(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2014-03-12 15:12 | 短歌 | Comments(0)
2013年12月(12-002)
発信をする必要のない人が発信をする必要はない(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-12-24 10:28 | 短歌 | Comments(0)
2013年12月(12-001)
届かないものは見えないことにする 夢もあなたも窓の汚れも(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-12-24 10:27 | 短歌 | Comments(0)
連作 四十五歳(全10首)
うすうすは気づいてたけど数撃って当たるのは下手じゃない人だけだ

集まってくれたはいいが 猫たちよ これはフルーツグラノーラです
十年に二度咲く花があるという 五年に一度ではないらしい
老眼はやさしいしくみ 近づけば世界のほうがぼやけてくれる
いたずらに坊主頭を泡立てる 昼のひなかに妻のTSUBAKIで
我が家よ お前を誰かの実家にはしてやれなくて申し訳ない
終わらなきゃ気づけなかった ひらがなのさようならには二個○がある
なにひとつ生み出すことのない指で初めて妻の白髪を抜いた
集まってくれたはいいが 猫たちよ これはいなばのタイカレーです

長い目で見れば予知夢になるだろう 自分の出ない夢ばかり見る
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# by satoshi_ise | 2013-12-24 10:25 | 短歌 | Comments(2)
2013年11月(11-001)
集まってくれたはいいが 猫たちよ これはフルーツグラノーラです(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-11-10 20:56 | 短歌 | Comments(0)
2013年10月(10-001)
実るほど垂れていくのは腹の肉 猫の匂いは稲穂に似てる (仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-10-08 00:16 | 短歌 | Comments(0)
2013年8月(08-006)
夏休み最後の日とは泣きながら過去の日記を書く日のことだ (仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-08-31 15:52 | 短歌 | Comments(0)
正しい叔父さん
 2006年01月27日にこんな文章を書いていた。7年半前だ。

==正しい叔父さん==

 姉には高校1年生と中学1年生の息子がいる。年に2度くらい会うけれど、会うたびに別人のように顔が変わっていて新鮮だ。彼らにとって、僕はつまり「叔父さん」ということになる。

 小説やドラマに出てくる叔父さんには、次のようなタイプが多いように思う。(たぶんストーリー上、都合がいいのだ。普段生活圏にいなくて、利害関係がなく、トラブルメーカーとしてひょっこり現れる役として)
 ・お金にだらしがない
 ・突然現れる
 ・時折金の無心にやってくる
 ・うだつがあがらない
 ・親(叔父さんにとっては兄弟姉妹)にはなんとなく疎まれている
 ・でも子どもとは仲がいい……など
 こうして書き上げていくと、これは……僕だ。僕は自分がすごく正しい叔父さんであることに気づく。
 これからも、うさんくさくて、ろくでなしで、父親だったら絶対にいやだけれど、なんとなく憎めない「正しい叔父さん」でいられるといいと思う。

※兄弟姉妹に対しての、金の無心はいまのところしたことはない。また、疎まれるほど絡んでいない。
============

 ここに書かれている「高校1年生」の方の息子(つまり僕にとっては甥っ子)が、あした奥さんと共に初めて我が家に来る。7年半とは、そういう月日だ。
 僕は、7年半を経て、より「正しい叔父さん」に近づいている。
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# by satoshi_ise | 2013-08-23 23:13 | 日記 | Comments(2)
甲子園
 僕がどんなにヘコんでいようと、そんなことにはまるでお構いなしの暑さである。
 日差しは強く、セミの自己主張は激しく、そして甲子園には金属音が響く。

 高校野球が好きだ。自分と選手との日常の違いに思いをはせながら眺めるのが好きだ。

 甲子園には、もう決して足を踏み入れることができない聖域のような厳かさが宿っている。そこに立てる者と立てない者との差が毅然としてある。

 ……と書くと、僕が高校球児だったようだが、僕はバスケットボール部で、甲子園を目指したことは一度もない。高校の頃は「なんで野球の全国大会だけあんなちやほやされるんだよ……。バスケで全国大会に行ったって応援団も来なければ、テレビにだって映らないのに」と不満に思っていた。
 ……と書くと、僕がバスケで全国大会に出場したように聞こえるが、県大会ベスト16止まりだった。

 それはさておき。

 高校野球は、試合終了後の校歌斉唱がいい。

 勝ったチームの選手たちは、ホームベースの後ろに整列し、校歌を斉唱する。彼らは喜びをかみ殺し、もっともらしい顔をしながら校歌を唄う。
 校歌を唄い終え、グランドに一礼する。そこで、窮屈な儀式から解放される。雰囲気が一変し、素顔に戻る。
 この瞬間がすごくいい。

 選手たちが、応援団への挨拶のためにスタンドに向かって走る。人は嬉しいとこんな走り方になるのか。あまりに無防備ですがすがしい。
 挨拶をする選手たちは、みな特別な顔をしている。
 ごく限られた人の、ごく限られた時期にしかできない顔を見るために、夏が来る度に甲子園球場のスタンドには大勢の人間が訪れる。フェンスで隔たれて、自分には行けない場所に行けた者の特別な顔を見るために。
 甲子園とはそういう所だ。

 きょうは決勝戦。どちらが勝っても初優勝。どちらも、もう十分すぎるほど特別だ。どちらもがんばれ。

 笑っても泣いてもきょうで最後ならいずれにしてもあすは最初だ(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-08-22 07:20 | 日記 | Comments(0)
2013年8月(08-005)
出勤をしない僕にもティファールが無駄な速さで湯を沸かす朝(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-08-16 05:15 | 短歌 | Comments(0)
2013年8月(08-004)
泣くきみのえくぼを見てる 正しくないことに心は奪われやすい(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-08-16 05:14 | 短歌 | Comments(0)
2013年8月(08-002)
ボーダーのパジャマを着ても「囚人!」ともうおどけたりしない僕たち(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-08-08 23:44 | 短歌 | Comments(0)
2013年8月(08-001)
「あまちゃん」のテーマソングがない秋に向かって生きるしかない夏だ(仁尾智)
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# by satoshi_ise | 2013-08-04 21:42 | 短歌 | Comments(0)